たった今、読み終わった本を紹介します。
Alex Riderシリーズの5巻です。
【ストーリー】
ロンドンに住む14歳の少年Alex Riderは幼いころに両親を飛行機事故で亡くし、
銀行員である叔父のIan Riderに引き取られ、普通の中学生として暮らしていた。
しかし、ある日突然Ian Riderは自動車事故で死亡してしまう。
叔父の死に不審を持ったAlexは、自身で死因を調べているうちに
実は叔父は銀行員ではなく、MI6のスパイエージェントであり、
極秘任務の最中に殺害されたことを知らされる。
その後、Alexは無理やりMI6のエージェントにさせられてしまい、
色々な事件に巻き込まれていく。
「ベニスに行き、Scorpiaを探せ」
前作「Eagle Strike」でYassen Gregorovichが最期に残した
言葉を頼りに、自分の出生の秘密を知るため、Alex Riderは
ベニスへと旅立つが・・・
【感想】
今まで隠されていたAlexの出生の秘密がついに明らかになります。
それを知ったAlexがとった行動とは・・・!?
今回は、前作までのワクワクするようなガジェットは少なめです。
(私は登場人物の中でSmithersがかなり好きなので、出番が少なくて
ちょっと淋しかったです・・・)
でも、そのぶん今まで以上にシリアスかつ緊張感のあるストーリー展開で、
最後のほうは一気に読んでしまいました。
凄腕のスパイでありながら、普通の14歳の少年でもあるAlexの苦悩が
きめ細かく描かれたことによって、物語に深みが増したと思います。
そして衝撃のラストが・・・。この終わりかたは反則でしょう(いい意味で)!!
これは次を早く読まないと、気になって仕方がないです。
【総合評価】
★★★★★
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