教材レビューの第1回目は、マップ教材の定番である
「どんどん」と「スラスラ」をレビューしたいと思います。
と言っても、マップ学習者にとっては必携の本ですし、
学習方法についてもこれ以上ないくらいに詳しく書いてあるので、
それこそ今さら自分がレビューしてもという感じなのですが…
そこで、本には書かれていない私のおすすめ利用法を紹介します。
★付属CDは絶対に使う
まずは普通に本に書いてある通りに学習すればいいと思うんですけど、
付属のCDは使った方が絶対にいいです。
当たり前のことですが、音声で確認しないと片手落ちです。
また、CDは学習の完成度のチェックに使えます。CDのペース
(空白時間)に余裕でついていけるのが完成の最低ラインだと思います。
これについていけないようではスピードが全く足りてません。
慣れたらヒマな時に聞き流しながら瞬間英作文ができるようになります。
隙間時間を利用してどんどん練習できますよ。
★タイムを計る
何周かやって慣れてきたあとでおすすめのやり方です。
得意なページや苦手なページをいくつかピックアップして
1ページあたり何秒で出来るか測定します。それを平均して
10で割れば、1問あたりおよそ何秒で出来るかが分かります。
仮に1問あたり30秒だったとします。そうすると1ページ
終わらせるのに5分かかることになります。瞬間英作文に
1日30分かけるとしたら、6ページ出来ますよね。
普通にダラダラ6ページやるよりも、30分タイマーをかけて
その間に必死で6ページやったほうが集中できるし、時間も
効率的に使えるし、何よりはるかに身に付きます。
1問30秒ペースで1周したら、今度は1問25秒ペースにします。
そうすると、1日7ページ出来ます。これを繰り返して、
25秒→20秒→15秒→10秒…と徐々に減らしていきます。
1問8秒ペースまで短縮できれば30分で約23ページ進むので、
3日で1冊できるようになりますよ。
★声に出して、感情をこめて、まるで話しているように英作文する
瞬間英作文をしているとき、うつむいてボソボソやっていませんか?
実際の会話では、声に出して感情をこめて話さないといけません。
感情をこめているときに文法の事を考えている余裕はありません。
顔を上げて、本から目を離して瞬間英作文できるようになると、
会話力がぐっとアップするはず…!?
(これは森沢先生というよりも岩村 圭南先生の教えです)
★パターン・プラクティス
さらに慣れてきたら、応用練習としてパターン・プラクティスが
おすすめです。例文を自分で少し変化させて練習します。
姉妹本の「ポンポン話すための瞬間英作文パターン・プラクティス」
を自分でやってしまうわけです。
例えば、
・単数形の文を複数形に変えてみる(逆もできます)
・現在形の文を過去形に変えてみる
・第3文型を第4文型に変えてみる
・能動態を受動態に変えてみる
・名詞を自分の身近な人や物に置き換えてみる
…などなど、アイディア次第で様々なトレーニングが出来ます。
やってみると意外に難しいですよ。
色々な負荷をかければ、応用力がつくと思います。
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「どんどん」「スラスラ」は瞬間英作文の基本中の基本です。
レベル的には中学校レベル+αですが、実際のところ主要構文の
かなりの部分を網羅しています。
この2冊を完璧に仕上げれば、その後の英語学習のしやすさが変わってきます。
(特に高校レベルの文法の身に付きかたが変わってくる)
焦らずに腰をすえて繰り返しやった方が後々近道になります。
マップのページを見ると、最近は続編もいくつか出ているようですね。
私が「どんスラ」をやっている頃は、これしか教材がなかったので
うらやましい限りです。余裕があればそちらもやってみてもいいと思います。
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