今週のCNN student newsは北朝鮮問題やWikileaksなど
興味深いニュースが多かったのでどれを選ぶか迷ったのですが、
今回は思い切ってニュースではなくワシントン州で行われた
社会実験を取り上げたいと思います。
12月6日から12月12日までの1週間、ワシントン州の2つの高校で
ある社会実験が行われました(投稿時点ではまだ終わってませんね^^;)。
Shoreline High SchoolのHPで社会実験に関する記事を見つけました。
公式ブログもあります。Facebookにも公式ページがあるみたいですね。
私はアカウントを持っていないので見れませんでしたが…
実験のテーマは
"How long do you think you can last without social networks?"
ということで、この期間は学生たちはインターネットを介した一切の
コミュニケーションを禁止されます。
e-mail(学校と仕事に関するものは除く)、Facebook、twitter、オンラインチャット、
オンラインゲームなど全てのsocial networkの使用は禁止。
電話は使ってもよいが出来れば固定電話を使用する、というルールです。
基本的に実験はhonor system(無監督)ですが、学生たちは携帯番号を
提出しており、"Facebook spy"がルールを守っているかどうか
参加者のネット上の行動をモニターしているようです。
この社会実験を考えた教師によると、学生たちはface-to-face communicationの
能力を失いつつあり、実験によって学生たちがより多くの本を読み、運動し、新たな
趣味や芸術に挑戦することを期待しています。
Shorecrest High Schoolの参加者は290人超でしたが、公式ブログによると
金曜日の段階で100人近く脱落して、200人にまで減っているそうです。
実験終了まで一体何人が残るのでしょうか?
私が初めてインターネットに触れたのは1995年くらいなんですが、
それから約15年で生活は全く変わってしまいました。
今やネットがないと仕事もできませんし、プライベートを含めて
コミュニケーションはネットに大きく依存しています。
今ちょうど勉強している実践ビジネス英語によると、アメリカのteenagerは月に
平均2270件(!)ものテキストメッセージをやり取りするというデータもあるそうです。
そこまでネットに依存すると、確かに周囲との人間関係は大丈夫だろうか…?
と心配になります。
今さらネットのない生活に戻ることは出来ません。
ネットはあくまで手段ですから、使う側の人間がそれに振り回されることの
ないようにしっかりバランスを取ることが肝心です。
実験終了まであと6時間足らずですが、参加者に現実世界で一つでも
多くの有益な発見があるといいですね。