早いもので、来週から12月ですね。
ついこの前まで猛暑でクーラーが手放せなかったのに、
いつの間に冬になってしまったんでしょうか…?
本当に時間が経つのは早いです(^^;)
時間を上手く使って英語学習をしていかないといけませんね。
Thanksgiving dayのため、今週はCNN student newsはお休みでした。
そこで、ちょっと古いのですが11/17のCNN student newsから
おそらく多くの英語学習者が注目したであろう日本発のニュースを
ご紹介したいと思います。
ニュースの鮮度としては今更感が漂ってますが…
楽天は2012年までに社内公用語を英語にすることを発表しました。
番組では、朝の社内ミーティングと社員食堂の模様、そして
三木谷社長へのインタビューを報じています。
社内ミーティングは当然全て英語。そして社員食堂のメニューも英語。
さらには食堂の壁には英語のポスター、TVモニターに単語帳のごとく
英単語が映し出されるという徹底ぶりです。社員の方は本当にお疲れ様です。
今後、国外市場へ打って出るであろう楽天が、社内の国際化を図るのは
当然の流れだし、その一環として社員全員に英語を喋らせるという理屈は、
まあ分からんでもない。
ただ、それでもやっぱり日本人ばかりの職場で日本人が必死になって
英語を使っていると言う図は、同じ日本人の自分から見ても、なんだか
滑稽に思えてしまいます。国際化と言いつつ実に日本人的だなぁ、と。
楽天みたいなモノを作って売るわけでない、いわゆるサービス業は、
現地語(not always 英語)を使い、現地の風土に即したビジネスをして、
現地の人に受け入れられて始めて成立するわけで、わざわざ中途半端に
英語ができる「だけ」(←超失礼)の日本人社員を大量生産するより、
現地の人を雇用して、業務自体を現地化したほうが合理的と思います。
NIKKEI WEEKLYでよく紹介されているのですが、国外で成功している
日本企業のあり方として、「日本の長所を現地流にアレンジする」
というのがあるんですね。
最近味の素の「三現主義」の記事を読んだのですが、欧米企業にない
日本独自の長所を発揮し闘うことが日本企業としてのアイデンティティであり、
そうやって各国の企業がお互いにない持ち味を武器に切磋琢磨していくことが
真の国際化だと思うわけです。
もちろん、英語なんか出来なくていいというわけではないです。
海外でビジネスするのであれば、当たり前に必要なスキルです。
でも、英語「さえ」出来ればいいというのは違うと思います。
私も英語学習者として肝に銘じておきたいところです。
当然、三木谷社長もこんなツッコミは分かった上でしているのでしょうけどね。
ちょっと滑稽に見えても、荒療治した方がいいのかもしれませんね。
そのくらい世界のビジネスシーンの潮流は速いということでしょうか。
楽天社員の中から次代の日本経済を担う人材が現れることを期待します。
<vocabulary>
demographics 人口動態
stagnant 停滞
今回のニュースは英語的にはどうという事もなかったので、
知らなかった単語だけあげておきます(^^;)