The Other Side of Midnight: The master of the unexpected (English Edition)
- 作者: Sidney Sheldon
- 出版社/メーカー: HarperCollins
- 発売日: 2012/06/07
- メディア: Kindle版
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多読再開後はAlex Riderシリーズを2冊ほど読んだのですが、久しぶりに大人向けのものを読んでみようかなということで、定番のシドニーシェルダンに挑戦しました。以前に「Master of the Game」は読んだことがあって、その昔記事にもしました。オススメです。
何がいいのか分からなかったので、何となくタイトルを知っていた「The Other Side of Midnight」にしてみました。
【ストーリー】舞台は第二次大戦前後の米国と欧州です。フランス・マルセイユで、貧しいけれど、類いまれな美貌を持って生まれたNoelle Pageと、アメリカで平凡な家庭に育ち、頭は良いが奥手なCatherine Alexander。結びつくはずのない二人が、戦争とLarry Douglasという一人の男を軸に、次第に世界中から注目される事件の中心へと飲み込まれていって・・・
【感想】冒頭の舞台は第二次大戦後のアテネで、状況が把握できず、頭の中が「???」といった感じで始まりました。そこからリワインドして戦前のアメリカとフランスを主な舞台として、NoelleとChatherineのサクセス・ストーリー(と言っていいのかな)が展開されていきます。このあたりは二人を何となく応援しながらどんどん読み進めていけました。そして、だんだんと二人の運命が絡み合いはじめるとともに、彼女たちの人生も破綻しはじめて・・・。ネタバレはしませんが、最後まで一気に読めました。と言っても、600ページくらいあるので、毎日寝る前に少しずつ読んで、読み終わるのに3週間くらいかかっちゃいました。単語は大人向けのため、やや難しいものや辞書にもないものもありましたが、そんなに気になりませんでした。描写も過度に抽象的なところは少なく、わりとスイスイ読めました。文学的作品って感じではありませんが、サスペンスとしては優れていると思います。さすがベストセラーという読みやすさと面白さでした。
【総合評価】
★★★★★ 続編があるので、今読み進めています。