先週のCNN student newsでは
・アメリカの予算成立問題
の2つが主なトピックでした。東日本大震災に関しては
汚染水放出、原発事故による経済への影響、子供たちへの心のケア、
漁業への影響など先週に引き続き大きく扱われていました。
今回のWrap up this week!は4/6からアメリカの予算成立問題を
取り上げます。
アメリカでは2011年度の予算成立をめぐり、民主党と共和党との間で
激しい論争が繰り広げられています。
上院は民主党が過半数を、下院は共和党が過半数を占めています。
日本で言うところのねじれ国会みたいな感じですね。
オバマ大統領の求心力も低下しており、これらの影響で予算成立が
遅れています。
アメリカでは暫定予算の期限までに予算が成立しないと、
government shutdownと言って、政府機関が閉鎖されてしまいます。
もちろん航空管制、医療関係などの重要な機関は対象外です。
government shutdownによって具体的にどのような影響が
出てくるかというと、例えば国立公園や美術館、パスポートの
申請がストップします。そうなると春の観光シーズンに与える
影響は非常に大きなものになります。
過去には1977年から1980年の間に6回、1981年から1996年の間に
9回も起こっているので、(今年あったとして)15年ぶりとは言え
それほど珍しいことではないみたいです。
日本ではちょっと考えられませんが、むしろこれくらいの事が
あったほうが、国民の関心が向いてかえってよかったりして…