今回は、個人的に思い出深いEncyclopedia Brownシリーズを紹介します。
【ストーリー】
一見何の変哲も無い街、フロリダ州のIdavilleに住むLeroy Brownは、
読書家で抜群の記憶力を持ち、周囲の人々からはEncyclopedia(百科事典)と
呼ばれている。
警察署長である父親が抱える難事件を解決するのを手伝ううちに、
探偵業に興味を持ち、夏休みに自宅ガレージに探偵事務所を設立する。
事務所に次々と持ち込まれる事件をLeroyは解決することが出来るのか?
【感想】
この本の一番の特長は、オチがクイズ形式になっているところです。
本編では答えは明かされず、読者はLeroyになったつもりで推理し、
自分で答えを出さなければなりません(解答は巻末に載っています)。
読む楽しみ、推理する楽しみ、答え合わせする楽しみと一粒で三度
美味しいシリーズです。英文は全体に読みやすいです。
英語学習の観点からすると、きちんと読めているかどうかのチェック
にもなると思います。
Wikipediaによると、現在24冊出ているらしいです。私は20冊くらいは
読んでいると思いますが、どれもそこそこ面白いですよ。
これが何故思い出深いかといいますと、私の通っていた小学校の
図書館に、これの翻訳版があったんですね。
この本は私の周囲ではとても人気があり、私もよく読んでいました。
20数年経って、その英語板を読むことになるとは、ちょっと不思議な気分です。
小学6年当時にこのシリーズがラクラク読めていたことを考えると、
私の英語読解力は小学6年生レベルより下ということなんですよね…orz
【総合評価】
★★★★☆
Encyclopedia Brown, Boy Detective (2007/09/06) Donald J. Sobol 商品詳細を見る |