センター試験英語で大失敗し、めでたく浪人生となった私は某大手予備校S台に
通うことになりました。
今もそうなのかは知りませんが、S台の授業では「構文を取ること」を重視します。
具体的には、文を読みながら
名詞節に[]、形容詞節に()、副詞節に<>を片っ端から付けていくのです。
例えば、
The movie which I saw yesterday was made in India.という文を見かけたら、
↓
[The movie (which I saw yesterday)] was made <in India>.と、こんな感じにカッコを付けます。
私は「ちっ、んな簡単なことしなくても俺は大丈夫なんだよ(怒)」と思いながらも、
そこは浪人した弱みで「まあ、だまされたと思ってやってみっか」とこのカッコつけを
忠実にやり始めました。
始めてみると、どれだけ構文も理解せずに上っ面だけで読んでいたかが解ってきました。
最初はバカにしていた自分も、「そうか、こうやって英語は読んでいくんだ!」と目から鱗の思いでした。
そして、高校時代は全然読めなかった初見の長文問題も少しずつ手が出せるようになり、
数ヵ月後にはカッコをつけなくても長文が読めるようになっていたのです。
これと並行して、単語暗記(旺文社のターゲット1900を使ってました)、文法問題集
(書名は忘れましたがS台の参考書でした)を1年間繰り返し解きまくりました。
マップでいうところのサイクル法ですね。
浪人時代は、予備校の教材と上記の2冊しかやりませんでしたが、今思うと教材を絞ったのが
良かったんだと思います。おかげで入試本番でも満足のいく点数を取ることが出来ました。
この、「構文を取る」という、当たり前の事に気づいたことが私にとっての最初のブレイクスルー
だったように思います。構文を取ることによって、それまで蓄積した知識がつながっていく感覚でした。
これはぜひ初学者の人におススメしたい勉強法です。
こうして大学に無事合格しましたが、その後にまたしても壁にぶち当たることに…
その話は次回にでも。